いきるばのブログ

読めば読むほど味がでる

2022年 音読ブーム

 「2022年は音読が来る!きっと来る!」と思いながら、もう半年になってしまいます。店の本棚で待っているのが、写真の3冊です。

 世間的には、音読が認知症予防に効果があるようなイメージですが、私は直接の因果関係はあまりないと思っています。音読に限らず、脳への効果をやたらと強調する商品や番組は怪しいと思った方が良いでしょう。

 しかし、「声に出す」「表現する」ことの大切さ・尊さ、心身への影響は実感しています。

 私は、しばらく話ができない状態が続いたことがあるのですが、だんだん頬が垂れて来ました。そして、舌がうまく回らなかったり、言葉が出てこなかったりしました。声が出せるようになってからもしばらくは様々な意欲が低下しました。

 

 私がなぜ「音読ブーム」が来ると思ったのか。これは最近の「読み聞かせ」人気がきっかけでした。

 高齢者関係の仕事に携わった方なら共感してもらえるはずですが、子どもと高齢者との相性はすごく良いです。私も子どもの頃に、よく祖母にいろいろなことを教えてもらいました。

 今は核家族化が進んだり、親が子に伝えたい内容も変化したりして、かつての祖父母から孫への「伝承」の機会は減り、絵本(教材)などを使った「読み聞かせ」に取って代わられつつあるのではないでしょうか。

 もともと高齢者と子どもは相性が良いのですから、祖父母は孫に子育て世代の考えをうまく伝えられる存在でもあるはずです。

 そこで、考えたのが「読み聞かせ」の担い手としての高齢者です。例えば、子育て世代が選んだ作品を祖父母世代がうまく子どもたちに読み聞かせることができたなら、まさに“三方よし”ではないでしょうか。

 …こ、これは来る!音読の大ブームが!

 

 そんなことを考えながら残り半年余り、たくさんのお買い上げをお待ちしております。

 

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