見出しでは福井県が全国に先駆けて始めるようにも読めますが、調べたところ他にも既に実施している自治体がありました。国主導の事業っぽいですね。
(詳しい内容は ↓ のリンク先をご覧下さい)
令和4年度福井県介護人材「活用」推進事業(働き方の見直し) モデル事業所の募集について | 福井県ホームページ
要するに、休みを以下の方法
①総労働時間で調整する
②給与減額で調整する
③労働生産性を上げる(給与は維持)
④「介護助手」と仕事を分担する
で増やして働きやすくしようという話なのですが、現場側からすれば、いつもの「ちがう、そうじゃない」案件でしょうか。こんなことでコンサルタント会社頼むお金があったら給料上げてくれ!という職員の叫びが聞こえてきそうです。
「介護助手」は何となく良さそうな感じもしますが、導入しても法的な裏付けはありませんし、新たな低賃金労働者を生んでしまうかも知れません。
事業名に“活用”の文字が入っているところから、退職者の再雇用や非正規雇用の定着が目的なのでしょう。
しかし、そもそもそういう人たちは効率的に収入を得られなければ、そこで働く意味がないのですから、休みの多い形だけの「正職員」に魅力を感じる人がどれだけいるか疑問です。
…いつも思うのですが、単年度でこのような事業をするより、研修や普段の事務負担を減らしてくれれば、それだけでみんなやる気出るのに。お金も掛からないし。
と、こんなことは県の担当者さんも分かってやっていると思うので、本当にお疲れさまです。