杉本福井県前知事のセクシャルハラスメントについての調査報告書を読みました。一昨日、昼のニュースで知った内容よりも遙かにひどい内容でした。最後のほうは読むのをやめたくらいです。
被害に遭われた方々の心中は、察するに余りありますので、ここでは書くのを控えたいと思います。とにかく告発が今後ご本人の不利になることがないよう、一県民として注視しようと思います。
あらゆるハラスメントについて言える事ですが、ある立場では上でも、全てにおいて優越的立場であるはずなどないことは、少し考えればわかることです。また、相手にも家族や友人、親しい人たちがいるわけですから、彼らの立場や気持ちを全く考慮に入れずにしてしまうことがどういうことか、自分に置き替えてみればその異常さがわかるはずです。(それでもしてしまうのが人間ではあるのですが、ここではこれ以上申しません。)
しかも知事という立場、内容も内容なだけに世間では格好のネタとして消費されてしまっています。職員はもちろん、県民の士気が落ち、一時ではあっても県外の人たちの見る目にも影響があるでしょう。県内で働きたい・学びたい若者たちにも影響がないとも言い切れません。
今回のことを知事の私的な行為で済ませてしまえば、幕引きはし易いのかも知れないですが、報告書にもあった、福井県庁のセクハラの被害を通報しにくい“組織的風土”が、どのように醸成されていった(いる)のか、県はしっかりと再調査・公表するべきではないでしょうか。それらを抜きに、綱紀粛正や制度改正をしても効果は薄いと思います。
何の確証もありませんが、杉本前知事が霞ヶ関から福井県に来た官僚であることから、中央と地方とのパイプ役としての“特別”な期待が彼を止められなかった原因の一つとは考えられないでしょうか。報告書の内容から周囲が前知事のセクハラを知らなかったとは考えにくいのですから。
また、通報から辞任に至る過程は妥当だったか、人事権の私的濫用がなかったか、セクハラに限らず“もみ消し”はないのか、福井県が推進してきた女性活躍や子育て施策は“仏作って魂入れず”だったのではないか…、などの疑念に対してしっかりとしたメッセージを出すべきではないでしょうか。
1月25日の知事選挙の結果を待って、ということなのかも知れませんが、今日現在の県ホームページを見ると報告書へのリンクがあるだけで、当事者意識の不足を感じます。
したがって無力ではありますが、ここに抗議の意志を残しておくことにしました。
これで、県関係の仕事ができなくなったら、誰か助けてください。
本当によろしくお願い致します!(切実)