いきるばのブログ

読めば読むほど味がでる

『新宗教の本』

 安倍元首相の銃殺事件以降、「カルト」とされる宗教団体に関心が集まっています。

 私は、「オウム真理教」(現在は消滅 分派が存続)の起こした一連の事件や「統一教会」(現在の「世界平和統一家庭連合」)の合同結婚式に参加した有名芸能人の様子などが毎日のようにテレビで流れていたのを知っている世代なので、イメージがつくのですが、20代以下の世代にとっては、初めてその名を聞くのかも知れません。

 金銭トラブルなどが多かった「霊感商法」も今は、「スピリチュアル系」という言葉に置き替えられているので、当時とは印象が変わっているのかも知れませんね。

 余談ですが、私なりの判断基準では、「~しなければ幸せになれない」「幸せになれないのは~だからだ」などと断定的に言ってくるものには、宗教であろうがなかろうが、近付かないほうが吉です。ご参考までに。

 さて、今回ご紹介するのは『新宗教の本―霊能の秘儀と巨大教団の系譜』(学研)です。私が買ったのは10年くらい前だったと思います。

 当時、相談業務の中で、いわゆる「新興宗教」についての知識が必要な案件がありまして、本屋さんで手に取りました。

 批判的な記述は少なく、さまざまな新宗教(新興宗教)の歴史を説明する内容が主です。今回改めて読んでみたのですが、2000年代に入ってからのことは書かれていないので、もしここから変化があったのなら、更に資料を探す必要がありそうです。

 ちなみに、旧統一教会のことは、「巻末 新宗教100」の98番目に小さく紹介されていました。

 『ソーシャルワークいきるば』の店内で自由に読める本として置いてありますので、興味のある方はお立ち寄り下さい。

 なんか怪しい本だな~。と思われた方、、その気持ちわかります。正直なところ、私も自信をもっておすすめはできません。

 そんな方には、日本の旧来からの仏教についても書かれた『面白いほどよくわかる日本の宗教』(日本文芸社)も自由に読める本として置いてあります。

 こちらは、宗教学者の山折哲雄さん監修なので、かなり安心して読んでいただけると思います。

 

(※赤いしおりが、自由に読める本の目印です。販売用ではありません。)

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